2024年7月号

大阪大学 卒業生メールマガジン【OUMail News】Vol.141 2024年7月19日発行
※本マガジンはHTML形式で配信しています。
※バックナンバーはこちら(大阪大学公式HP内メールマガジン特設サイト。全文をレイアウトしたWEBページです)

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 大阪の夏を代表する天神祭ももうまもなくです!皆様日本各地で夏を満喫されていますでしょうか。
 炎暑のもと、阪大坂をのぼられたり、七大戦の練習に打ち込まれたりした、夏の日が懐かしい方々もいらっしゃるかもしれません。今月は豊中キャンパスの明道館の写真を載せておりますので、部室のいまを是非お楽しみください!
 6月29日に吹田市のららぽーとEXPOCITYで「共創DAY」を、7月16日には東京の学士会館で新規イベント「大阪大学LINKS -未来を拓く知の挑戦-」を開催いたしました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました!今号では当日の様子をお届けいたします。
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【1】阪大ニュースフラッシュ
- THEインパクトランキング2024で大阪大学が国内3位を獲得!
- Nature Index 2024 Research Leadersで大阪大学が国内3位(世界69位)に
- 「創発的研究支援事業」に大阪大学から22件が採択されました
- 共創DAY@EXPOCITY「キラめく科学・トキめく未来」に5,700人来場
- 万博建設現場を本学の関係教職員が見学、木造「リング」にも
- Dialogue第10弾((株)東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)郷治 友孝さん)&第11弾(パナソニック ホールディングス(株) 参与 小川 理子さん)を公開!
 
【2】卒業生ニュース
- 新規イベント「大阪大学LINKS -未来を拓く知の挑戦-」を開催しました
- 竹田 潔教授(1998年医学系研究科修了)が高峰記念第一三共賞を受賞
- 藤田 喜久雄教授(1990年工学研究科修了)が日本設計工学会 武藤栄次賞 Valuable Publishing賞を受賞
- 中野 貴由教授(1996年工学研究科修了)が井上春成賞を受賞
- 廣畑 幹人准教授(2008年工学研究科修了)、中原 智法さん(2024年工学研究科修了)が「道路と交通論文賞」を受賞
- 燒山 佑美准教授(2010年理学研究科修了)が日本女性科学者の会奨励賞を受賞
- 兼本 大輔准教授(2011年工学研究科修了)が「LSIとシステムのワークショップ2024 最優秀ポスター賞(一般部門)」を受賞
- 吉元 俊輔准教授(2012年基礎工学研究科修了)が日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 分野融合研究優秀表彰を受賞
- 多田 幸平助教(2016年理学研究科修了)が公益社団法人日本表面真空学会 若手学会賞を受賞
- 坂本 雅典教授(2005年工学研究科修了)がGSC賞 文部科学大臣賞を受賞
- 中嶋 誠准教授(2003年工学研究科修了)らが日本赤外線学会誌論文賞を受賞
- 中嶋 誠准教授(2003年工学研究科修了)らがレーザー学会 業績賞(論文賞解説部門)を受賞

【3】在学生も元気です
- 洪庵忌で「緒方洪庵記念優秀塾生賞」の表彰式を開催しました
- 「自主研究奨励事業」2023年度活動報告 その2
- 阪大生が各学会等で受賞!

【4】大阪大学の風景
- 懐かしい部室のにおい 明道館は今も昔も熱い!

【5】大阪大学イベント情報
- 総合学術博物館 第20回特別展「トヨナカ写真/マチの肖像 1950-2000」のご案内(7/17~8/17)
- 中之島パビリオンフェスティバルを国際会議場で開催(7/30)
- 令和6年度生涯学習講座 大阪大学せんばアカデミー「現代演劇のゆくえ」第3回「冷戦とアメリカの劇」(8/8)
-  「第56回大阪大学公開講座」講師と日程が決定 高校生以下は無料に(10/1~12/14)

【6】イベント報告
- 緒方 洪庵を偲ぶ「洪庵忌」の模様をオンライン配信!美術家・森村 泰昌特任教授が作品の制作過程を紹介
- 大阪市中央公会堂での「いよいよ万博!」で大阪大学の取り組みも紹介

【7】未来基金ニュース
- クラウドファンディング「架け橋を創る、未来を拓く|文理の枠を越えグローバルリーダーの育成を」ご支援のお願い

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【1】阪大ニュースフラッシュ

◆ THEインパクトランキング2024で大阪大学が国内3位を獲得!
――「産業と技術革新の基盤をつくろう」においては、99.8点で国内1位タイ
 6月12日、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」が発表した「THEインパクトランキング2024」で、本学は国内3位タイ(世界順位は101-200位)にランクインしました。
 項目別のランキングでは、SDG9(産業と技術革新の基盤をつくろう)において、99.8点の高得点を獲得し、国内1位タイ(世界順位16位タイ)を獲得しています。
 総合的な世界大学ランキングであるTHE World University Rankings 2024においても、産業界との結びつきに関する指標(industry)で世界1位タイを獲得しており、本学の産業界とのかかわりが、高く評価されています。
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◆ Nature Index 2024 Research Leadersで大阪大学が国内3位(世界69位)に
――主要な科学誌に掲載された論文数等に基づき評価、昨年の世界78位から上昇
 
6月18日、「Nature Index 2024 Research Leaders」が発表され、本学は、世界順位で、昨年の78位から69位に順位を上げました。また国内では、昨年に引き続き3位にランクインしています。
 同ランキングは、特に研究力を重視したランキングで、主要な科学誌に掲載された論文数等に基づき評価されます。本学の高い研究力が着実に評価されています。
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◆ 「創発的研究支援事業」に大阪大学から22件が採択されました
――過去最高、模擬面接や提案書アドバイスなど若手研究者支援が奏功
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は「創発的研究支援事業」の2023年度研究提案募集における新規採択研究代表者および研究課題を決定し、本学からは過去最高の22件が採択となりました。
 これまで本学では、卓越した若手研究者同士が集う場を提供したり、模擬面接の実施や提案書のアドバイスを行うなど、創発的研究支援事業の獲得支援に積極的に取り組んできました。今後も、若手研究者が独立した環境を確保し、研究に専念できるよう、各研究者との対話を重ねながら、力強い支援を行ってまいります。
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◆ 共創DAY@EXPOCITY「キラめく科学・トキめく未来」に5,700人来場
――子どもから大人まで、科学・研究・学術の魅力を楽しみながら学び合いました
 5回目となる今年のテーマは「キラめく科学・トキめく未来」。
 本学の研究や共創の取り組みをご紹介し、科学・研究・学術の魅力を皆様と楽しみながら学び合う「大阪大学共創DAY@EXPOCITY」を6月29日、大阪府吹田市の「ららぽーとEXPOCITY」で開催しました。
 今年は14のブースを展開。最先端研究で創造する「未来社会」を、子どもから大人まで延べ5,700人もの方々にご体感いただきました。
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▲写真左=賑わう「光の広場」の様子
   写真右=「EXPOCITY Lab」での体験ブースの様子

◆ 万博建設現場を本学の関係教職員が見学、木造「リング」にも
――培養肉の松﨑教授「研究成果を披露し、期待をもってもらいたい」
  2025年大阪・関西万博開催まで1年を切り、大阪・夢洲での会場建設が急ピッチで進められています。大阪ヘルスケアパビリオンで「培養肉」研究を出展予定の工学研究科 松﨑 典弥教授、同じく「人間洗濯機」に取り組む産業科学研究所 神吉 輝夫准教授、万博推進室メンバーなど約25人が、本学工学部卒業生である株式会社大林組 永井 靖二副社長執行役員の案内で、建設現場を見学させていただきました。
 シンボルとなる木造の大屋根(リング)は大半ができあがっていて、その上を歩くこともできました。松﨑教授は「いよいよ開幕が近づいていることを肌で感じられました。この素晴らしい会場で連携企業との共同研究の成果を披露し、多くの来場者に培養肉への期待をもってもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語っていました。

▲写真左=完成間近のリング
   写真中央=南方からリングを臨む(右側部分に地下鉄駅などができる)
   (写真提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会・株式会社大林組、撮影:株式会社伸和)
   写真右=リングの柱部分。福島県の製材所で特殊技術によって作られています
   (写真提供:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会・株式会社大林組、撮影:株式会社大林組)

 ▲写真左=完成に近づいている「リング」=大林組ビジタールーム屋上から臨む
    写真右=大林組ビジタールームには、リングの模型のような棚が展開されている

▲写真左=リングはちょうど、大阪城の敷地に収まる大きさ
   写真右=棚には過去の万博の写真などが展示されている

◆ Dialogue第10弾((株)東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)郷治 友孝さん)&第11弾(パナソニック ホールディングス(株) 参与 小川 理子さん)を公開!
 Dialogue第10弾「未来への対話(第1回)問いから見出す、大阪大学の未来 “UTEC CEO郷治 友孝さん” に “大学発スタートアップ” を問う!」と、第11弾「阪大生が、パナソニックのキーパーソンを直撃。社会の可能性を拓く、“感性価値”の意義を問う。」を公開しました。
 第10弾は、現在の産業界に鋭い目線を向けるビジネスパーソンを訪ね、これからの本学のあり方を問う対談シリーズ「未来への対話」の第1回です。大学発スタートアップの支援・発展に尽力するベンチャーキャピタル・株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)のCEO郷治 友孝さんを、本学の岡 堅太准教授(ブランド戦略/アートディレクター)が訪ね、日本社会におけるスタートアップの現在地、社会実装を実現した上で、ビジネスとしても成果を上げる研究の特徴などについて、さまざまな観点からお話をうかがいました。
Dialogue#10

 第11弾は、パナソニック ホールディングス株式会社 参与 小川 理子さんが登場。オーディオブランド「テクニクス」事業や、大阪・関西万博出展を手掛け、ジャズピアニストとしても活動してきた小川参与と、本学のイノベーターズクラブで次世代のものづくりに取り組む学生たちで、未来社会における感性価値の重要性や、その生み出し方について語り合いました。是非ご覧ください!
Dialogue#11

【2】卒業生ニュース
◆ 新規イベント「大阪大学LINKS -未来を拓く知の挑戦-」を開催しました
 7月16日に東京の学士会館において「大阪大学LINKS -未来を拓く知の挑戦-」を開催し、報告会、交流会に約270名の方々が参加くださいました。
 このイベントは、本学の卒業生・修了生をはじめ日頃より本学にご支援いただいている方々に、本学の未来につながる魅力ある取組をご紹介するとともに、たくさんの「つながり」を築き、拡げていきたいとの思いから、今年新たにスタートしたものです。報告会は西尾 章治郎総長による開会の挨拶に始まり、文部科学省の豊岡 宏規文部科学戦略官からご挨拶いただいた後、本学8名の教員が、それぞれの部局で行っている、社会的インパクトがあり未来につながる取組を紹介しました。
 その後の交流会は、金田 安史理事・副学長による開会挨拶、本学経済学部同窓会の井上 ゆかり会長からの、本学への熱い応援メッセージと乾杯のご発声ではじまり、たくさんの参加者が交流し、絆を深めるとともに新たな「つながり」を築きました。同会場で行ったポスター展示では、8つの部局が、それぞれの強みや特色を発揮して行う取組を紹介し、参加者からは有意義な時間を過ごせたとの感想をたくさんいただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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▲写真左=報告会の開会挨拶をする西尾 章治郎総長
 写真中央=文部科学省 豊岡 宏規文部科学戦略官による来賓挨拶
 写真右=歯学部附属病院/歯学研究科 林 美加子教授による講演

▲写真左=医学系研究科 熊ノ郷 淳研究科長による講演
 写真中央=微生物病研究所 髙倉 伸幸所長による講演
 写真右=医学部附属病院 名井 陽教授による講演

▲写真左=工学研究科 大政 健史研究科長による講演
 写真中央=サイバーメディアセンター/OUDX推進室 鎗水 徹教授による講演
 写真右=連合小児発達学研究科 下野 九理子教授による講演

▲写真左=人間科学研究科 渥美 公秀教授による講演
 写真中央=教員による講演を参加者が熱心に聴講していました
 写真右=受付の様子。当日は多くの方々にご参加いただきました

▲写真左=交流会の開会挨拶をする金田 安史理事・副学長
 写真中央=乾杯のご発声をする経済学部同窓会 井上 ゆかり会長
 写真右=ポスター展示の様子

▲たくさんの方々が交流し、絆を深めるとともに新たな「つながり」を築きました

◆ 竹田 潔教授(1998年医学系研究科修了)が高峰記念第一三共賞を受賞
 医学系研究科免疫制御学/免疫学フロンティアセンター粘膜免疫学の竹田 潔教授が、2024年度(第22回)高峰記念第一三共賞を受賞しました。
 本賞は、生命科学、特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究の進歩発展に顕著な功績をあげ、今後の一層の活躍が期待できる研究者に対する褒賞事業です。
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藤田 喜久雄教授(1990年工学研究科修了)が日本設計工学会 武藤栄次賞 Valuable Publishing賞を受賞
 工学研究科機械工学専攻の藤田 喜久雄教授が、日本設計工学会 武藤栄次賞 Valuable Publishing賞を受賞しました。
 本賞は、設計工学の発展に寄与する価値の高い出版物について表彰するものです。
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中野 貴由教授(1996年工学研究科修了)が井上春成賞を受賞
 工学研究科マテリアル生産科学専攻の中野 貴由教授が、第49回井上春成賞を受賞しました。
 本賞は、新技術開発事業団の初代理事長・工業技術庁初代長官の井上春成氏が日本の科学技術の発展に貢献された業績に鑑み、新技術開発事業団の創立15周年を記念して創設された賞です。
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◆ 廣畑 幹人准教授(2008年工学研究科修了)、中原 智法さん(2024年工学研究科修了)が「道路と交通論文賞」を受賞

 工学研究科地球総合工学専攻の廣畑 幹人准教授、中原 智法さんが、公益財団法人高速道路調査会より「道路と交通論文賞」を受賞しました。
 本賞は、道路と交通に係わる新進気鋭の研究者を育成し、実務者による研究を奨励する目的で、公益財団法人高速道路調査会が発行する機関誌「高速道路と自動車」に投稿された論文の中から選出されるものです。
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燒山 佑美准教授(2010年理学研究科修了)が日本女性科学者の会奨励賞を受賞
  工学研究科応用化学専攻の燒山 佑美准教授が、第29回日本女性科学者の会奨励賞を受賞しました。
 本賞は、1958年に設立された日本女性科学者の会より、広く理系の分野において研究業績をあげ、その将来性を期待できる者、各研究分野のロールモデルと認められる者に対し贈られるものです。
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兼本 大輔准教授(2011年工学研究科修了)が「LSIとシステムのワークショップ2024 最優秀ポスター賞(一般部門)」を受賞
 工学研究科電気電子情報通信工学専攻の兼本 大輔准教授が「LSIとシステムのワークショップ2024 最優秀ポスター賞(一般部門)」を受賞しました。
 今回の受賞は、5月9日・10日に開催された電子情報通信学会集積回路研究専門委員会(ICD)主催のLSIとシステムのワークショップ2024で実施した研究が評価されたものです。
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吉元 俊輔准教授(2012年基礎工学研究科修了)が日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 分野融合研究優秀表彰を受賞
 工学研究科機械工学専攻の吉元 俊輔准教授が、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 分野融合研究優秀表彰を受賞しました。
 本賞は、ロボティクス・メカトロニクス講演会等の部門連携OS部門において発表された研究を対象とし、分野融合研究が最も優秀な研究と評価を得た研究の著者全員に贈られる賞です。
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多田 幸平助教(2016年理学研究科修了)が公益社団法人日本表面真空学会 若手学会賞を受賞
 基礎工学研究科化学工学領域の多田 幸平助教が、公益社団法人日本表面真空学会 若手学会賞を受賞しました。
 本賞は、表面・真空科学に関連する学術分野ならびに産業分野において質の高い研究開発成果を挙げた若手研究者個人に与えられる賞です。
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坂本 雅典教授(2005年工学研究科修了)がGSC賞 文部科学大臣賞を受賞
 産業科学研究所の坂本 雅典教授が、公益社団法人新化学技術推進協会が主催する第23回グリーン・サステイナブル ケミストリー賞(略称:GSC賞)において文部科学大臣賞を受賞しました。
 本賞は、人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学を定義とし、その推進に貢献する優れた業績を挙げた個人、団体を表彰しています。
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中嶋 誠准教授(2003年工学研究科修了)らが日本赤外線学会誌論文賞を受賞
 レーザー科学研究所の中嶋 誠准教授らが発表した研究成果が、第10回(令和6年度)日本赤外線学会誌論文賞に選ばれました。
 本表彰は、日本赤外線学会誌に掲載された論文の内、優秀と認められた論文の著者に対し賞を授与し、その業績を称えることを目的とするものです。
⇒詳細はこちら

中嶋 誠准教授(2003年工学研究科修了)らがレーザー学会 業績賞(論文賞解説部門)を受賞
 レーザー科学研究所の中嶋 誠准教授(2003年工学研究科修了)、太田 雅人さん(2022年理学研究科修了)、菅 晃一さん(2009年工学研究科修了)、松井 龍之介さん(2004年工学研究科修了)が、レーザー学会の業績賞(論文賞解説部門)を受賞しました。
 本賞は、学会誌「レーザー研究」に掲載された論文の中から、優秀な論文に対して贈られます。
⇒詳細はこちら

【3】在学生も元気です
◆ 洪庵忌で「緒方洪庵記念優秀塾生賞」の表彰式を開催しました
 6月10日に適塾で開催された「洪庵忌」において、全学共通教育科目「大阪大学の歴史(適塾・緒方洪庵入門)」の成績優秀者を表彰する、「緒方洪庵記念優秀塾生賞」の表彰式が行われました。
 かつて互いに切磋琢磨しながらともに適塾で学んだ塾生たちが近代日本の形成に大きく貢献したことを踏まえ、本賞には、「緒方洪庵」の名のもとに優秀な学生を讃え、かつての塾生のように今後のさらなる活躍を期待する意味が込められています。
 今回は令和5年度5名の優秀者を対象に表彰を行いました。
⇒詳細はこちら
⇒表彰式の様子はこちら

 

◆ 「自主研究奨励事業」2023年度活動報告 その2
 本学では学部学生の独創的かつ意欲的な自主研究を奨励しています。9年目である2023年度は54組、101人の学生たちが様々な研究活動を行いました。
 前号に引き続き、本事業の支援を受けた学生たちのメッセージがこちらで紹介されておりますので、是非ご覧ください。
 ※本事業は、大阪大学未来基金「ゆめ基金」事業の一環として、学生支援に活用させていただいております。
  〇骨格の正常発生における老化細胞の関与の検討
   (歯学部5年 蛯原 薫さん)
  〇微生物の医薬品代謝試験への応用~リドカインのヒト代謝を再現する~
   (薬学部3年 堀 翔さん)
  〇日本の交通バリアフリーの諸問題に関する政策提言 ~複数交通機関乗り継ぎの手続きの簡素化にむけて~
   (文学部4年 上野 一志さん)

◆ 阪大生が各学会等で受賞!
阪大生の受賞が、以下のとおり各学部・研究科にて紹介されています。
受賞された皆様、おめでとうございます!
  ※受賞項目をクリックすると、記事の詳細にリンクします。

〇薬学研究科・薬学部
   ・臨床薬効解析学分野 学部6年 井上 采人さん
      第9回血管生物医学会若手研究会「入門型セッション最優秀賞」受賞
   ・生体構造機能分析学分野 博士後期課程1年 関口 健昌さん
      第48回有機電子移動化学討論会「優秀ポスター賞」受賞

〇工学研究科
 ・機械工学専攻博士後期課程1年 市倉 ひなのさん
    「IEEE Robotics and Automation Society Japan Joint Chapter Young Award」受賞
  ・電気電子情報通信工学専攻博士前期課程2年 鷲見 真太郎さん
  ・電気電子情報通信工学専攻博士後期課程3年 瀬部 光さん
    「LSIとシステムのワークショップ2024 優秀ポスター賞(学生部門)」受賞
  ・電気電子情報通信工学専攻博士後期課程2年 本村 拓海さん
     レーザー学会 第44回学術講演会年次大会「優秀論文発表賞」受賞
  ・地球総合工学専攻博士前期課程1年 井村 舞さん
     日本材料学会第73期学術講演会「優秀講演発表賞」受賞
  ・地球総合工学専攻博士前期課程2年 吉村 怜さん
     The 34th International Ocean and Polar Engineering Conference(ISOPE2023)「Scholarships for Outstanding Students」受賞

〇基礎工学研究科
  ・物質創成専攻未来物質領域博士後期課程2年 五十川 弘行さん
   「OMC 2024 Best Student Paper Award」受賞
  ・物質創成専攻機能物質化学領域博士前期課程2年 中谷 勇輝さん
   「日本ゲノム編集学会第9回大会 優秀ポスター賞」受賞

【4】大阪大学の風景
◆ 懐かしい部室のにおい 明道館は今も昔も熱い!
 多くの皆様が過ごした公認団体部室の集まる豊中キャンパス・明道館は、今もそのままの姿で学生たちに活用されています。そこに入居する団体の入れ替わりもあります。筆者が約40年前に所属した「キャンピングサークル」は消滅していました。

▲写真左=建物は昔のままですが、一部修繕などは行われています
   写真右=中庭では、バドミントンを楽しんだり、おしゃべりしたり

▲写真左=軽音楽部「SWING」内ではドラムを練習する姿も
   写真右=いろんな看板が立てかけられています

▲写真左=鉄道研究会の学生が仲良く
   写真右=入口には自転車が所狭しと

なお、本学公式Instagramでもキャンパスの風景をお届けしておりますので、こちらも是非ご覧ください!
⇒本学公式Instagramはこちら

【5】大阪大学イベント情報
※開催が中止または変更となる場合がございます。詳細につきましては、各イベントHP等をご確認ください。

◆ 総合学術博物館 第20回特別展「トヨナカ写真/マチの肖像 1950-2000」のご案内(7/17~8/17)
 戦後、復興の槌音が響き始めた頃、豊中市は未だ田畑や丘陵が広がるのどかな姿を見せていました。高度経済成長期になると開発の波が押し寄せ、1960年代には千里ニュータウンの開発が始まりました。1970年には千里丘陵で日本万博博覧会が開催され、以後も発展は続きましたが、阪神淡路大震災は甚大な被害をもたらし、生活や景観に大きな影響を与えました。
 本展では、市民の皆さんや豊中市が撮影した写真約70点を通して、1950年から2000年の半世紀に変貌していった豊中市の街と暮らしを振り返ります。
【開催概要】
○日時:7月17日(水)~8月17日(土)10時30分~17時(入館は16時30分まで) 
○休館日:8月13日~15日・日曜・祝日
○会場:大阪大学待兼山修学館3F多目的室
【関連企画】
〈ミュージアム・トーク〉
○日時:7月27日(土)・8月3日(土)いずれも14時〜(30分程度)
○解説:船越 幹央教授(総合学術博物館副館長)
   ※当日、展示室入口にお集まりください。*事前申込不要
   ⇒詳細はこちら

↑画像からチラシpdfへリンクします

 

◆ 中之島パビリオンフェスティバルを国際会議場で開催(7/30)
 美術館、劇場、大学などの芸術・学術拠点が集積する中之島エリアを、大阪・関西万博を機に国内外にアピールしようと、本学も一員となって「オール中之島」で「中之島パビリオンフェスティバル2025」を展開します。そのキックオフシンポジウム「学術芸術が溢れるまちの未来像」を7月30日(火)18~20時、大阪国際会議場12階特別会議場において開催します。
 実行委員長を務める西尾 章治郎本学総長が冒頭スピーチを行ったのち、パネルディスカッションを行います。出演者は一般社団法人中之島まちみらい協議会の岸田 文夫理事、合同会社Tourism Exchange Japanのホワイト 美佳共同代表、寺本 譲大阪市北区長、島 敦彦国立国際美術館長です。要予約、入場無料。
⇒申込はこちら

↑画像からチラシpdfへリンクします

 

 ◆ 令和6年度生涯学習講座 大阪大学せんばアカデミー「現代演劇のゆくえ」第3回「冷戦とアメリカの劇」(8/8)
 本講座では、20世紀後半期の日本と世界の演劇の流れを概観しながら、文化接触的であったこの時代の演劇と課題を再考することで、これらの演劇のゆくえを探っていきます。
 第3回のテーマは「冷戦とアメリカの劇」。戦後はまた「冷戦」の時代でもあり、この国際的な緊張感を背景に日本でも多くの劇が生まれます。とりわけ50年代後半から70年代に米国を主題とする劇には、この時代と日本への内省と期待が入り混じるものが多く見られ、私たちを繰り返し再考へと誘います。
【開催概要】
○日時:8月8日(木)午前10時30分~11時30分 
○講師:永田 靖(大阪大学名誉教授/中之島芸術センター特任教授(常勤))
○場所:船場生涯学習センター5階 会議室4AB
○参加費:1,600円
○申込方法:申込フォームよりお申込ください。
      ※郵送・窓口でのお申込も可能です。インターネット以外のお申込はこちら
      ※先着順
 ⇒詳細はこちら

 

◆ 「第56回大阪大学公開講座」講師と日程が決定 高校生以下は無料に(10/1~12/14)
 第56回大阪大学公開講座の講師陣、日程が決まりました。7月26日(金)頃に21世紀懐徳堂ホームページ特設サイトに掲示して申込募集を始める予定ですので、奮ってご応募ください。今年は10月1日(火)~12月14日(土)の期間、計9回にわたって「懐徳堂から三百年ー知のネットワークを育む共創と対話」を共通テーマに展開します。第1~8回は中之島センターにて(第1~7回は18時半~20時、第8回は13時半~15時)。最終回のみ箕面キャンパスで13時半~15時に開催します。
 対面開催とともに、後日編集した動画をアーカイブ配信し、すべての回を受講した方には証書を交付します。
⇒詳しくはこちら

 

【6】イベント報告
◆ 緒方 洪庵を偲ぶ「洪庵忌」の模様をオンライン配信!美術家・森村 泰昌特任教授が作品の制作過程を紹介
 本学の精神的源流である「適塾」では、毎年緒方洪庵の命日である6月10日前後に「洪庵忌」を開催してきました。
 今年は、著名な美術家である森村 泰昌特任教授に「『適塾の集い』ができるまでー現代の適塾を考えるー」というタイトルで、中之島センターの吹抜けに展示されている同氏の作品《適塾の集い》の制作過程についてご講演いただきました。その様子をオンライン配信していますので、是非ご覧ください!
⇒詳細はこちら
⇒大阪大学公式Youtubeチャンネルの動画はこちら
⇒適塾X(旧Twitter)はこちら

▲ 写真左=森村 泰昌特任教授による講演
    写真右=《適塾の集い》

◆ 大阪市中央公会堂での「いよいよ万博!」で大阪大学の取り組みも紹介
 中之島の大阪市中央公会堂で7月7日、「いよいよ万博!~55年を経て再び大阪で その役割と進化とは~」が開かれ、約160人が参加しました。まず、本学万博推進室の栗本 聡室長が「大阪・関西万博に向けた大阪大学の取り組み」と題してミニセミナーを行い、本学から出展予定の研究内容や、会期末に発する「いのち宣言」などについて紹介しました。続いて石川 勝・会場運営プロデューサーが「新たな時代の万博を共に創ろう」と題して特別講演。175年の歴史のなかで今回の万博は第3・5世代に入っており「課題解決への道のりを示す話し合いの場になる」と位置づけ、「観る万博は一回、参加する万博は一生」と、呼びかけました。
⇒詳細はこちら

▲写真左=講演する石川プロデューサー
   写真右=公式マスコット「ミャクミャク」も人気!

【7】未来基金ニュース
◆ クラウドファンディング「架け橋を創る、未来を拓く|文理の枠を越えグローバルリーダーの育成を」ご支援のお願い
 交通事情の進歩やネット情報の爆発的な拡大により、国同士の距離は一昔前より格段に近づき、特に東南アジアとの一体感が強まっています。若い世代には、積極的に東南アジアと日本の架け橋となり、世界をつなげる存在になってほしいと願っています。そのためには、若者が学術交流や研究のために気軽に東南アジアへ出かけ、見聞や見識を深めることができる仕組みを作ることが重要です。
 そこで、このような力を育む場として、文理の垣根を越えて学び、つなぐ力を育てる新しい実践的な授業プログラムを作りたいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトにより日本と世界をつなげる若者を育てることで、つながった地域の国々と日本の将来に貢献したいと考えています。是非皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。
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大阪大学は、教育・研究活動の資金調達のためにクラウドファンディングを活用する取り組みを実施しております。
皆様の温かいご支援を宜しくお願いいたします。
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