OUMail News Vol.37 2016年6月10日発行

大阪大学 卒業生メールマガジン【OUMail News】Vol.37


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Vol.37(2016年6月10日発行)目次―■―■―■―

【1】阪大ニュースフラッシュ
- 洪庵忌~適塾の夕べ~を開催
- インド財務大臣が阪大で特別講演

【2】卒業生だより
- 阪大が生んだプロ落語家第1号の活躍を紹介します

【3】イベント情報
- 総合学術博物館、春の特別展開催中
- 「大阪大学の集い(岡山)」緒方洪庵ゆかりの講演も

【4】各地のイベント
- 七大学若手会講演会、7月に東京・学士会館で 申し込み受け付け中

【5】大阪大学未来基金に新たに4つのプロジェクト

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【1】阪大ニュースフラッシュ
◆洪庵忌~適塾の夕べ~を開催
大阪大学の原点・適塾(大阪・北浜)を開いた緒方洪庵の命日(旧暦文久3年6月10日)にあわせ、毎年適塾で行われています。今年は6月6日に開催されました。
http://osku.jp/b022
6月12日まで、適塾特別展示を開催中です。平成27年度に寄贈を受けた、緒方家の至宝の数々を観覧できます。チラシはこちらから(PDF ファイルにリンクします)
http://www.tekijuku.osaka-u.ac.jp/event/img/Tekijuku_H27_b.pdf

◆インド財務大臣が阪大で特別講演
インド財務大臣アルン・ジャイトリー氏の特別講演会が6月2日、豊中キャンパス・大阪大学会館で開かれました。「大阪大学グローバル・リーダーズ・レクチャー・シリーズ」第2回としての開催で、「India: Political, Economy and Social Change」と題する講演に、参加者は熱心に聴き入りました。
http://osku.jp/x019

 

【2】卒業生だより
本メールマガジンでは、各界で活躍する阪大卒業生を連載形式で紹介しています。
第10回は、5月のホームカミングデイに来演し、落語の世界に誘った林家染雀さんです。


落語家 林家 染雀さん (1992年文学部卒)
―衝撃の出会いから、落語家をいちずに目指す―


somejaku

世は「平成の第2次落語ブーム」だという。落語を題材にしたドラマや映画が相次ぎ、首都圏では、ひと月の公演が千を超えるとか。関西でも、2006年の天満天神繁昌亭の開場で大阪の定席が復活し、活気づく。上方落語協会に所属する落語家は250人を数え、うち、阪大卒業生は3人。その一番の「お兄さん」だ。
落語との出会いは、高校3年のころ。読書好きで、さまざまな本に挑戦する中、『米朝落語全集』を読破し、何とか実際に見たいと思った。新聞の催し案内に落語会の招待券プレゼントが定期的に出るのを探し当て、入手しては通うようになった。
何度目かの会で、ついに四代目林家染丸(当時は染二)さんの古典落語「蛸芝居」を見る。「衝撃を受けました。『自分はこの人の弟子になるために生まれた!』とまで思った」
以来、落語一筋。受験生の間も、年に100日は落語会に行き、毎回克明なメモを作った。染丸さんを追いかけて、日に2カ所掛け持ちしたことも。阪大入学後も独習を続けつつ、演劇学専攻に進んで、落語に先行する諸芸能を学んでおこうと考えた。「勉強したことは、しっかり自分の血肉になっています。名物教授の山崎正和先生のお話は、今もときどき落語の枕に使わせてもらってます」
落語家になる決意は固く、4年になっても就職活動は一切行わなかった。卒業式後、さっそく4月1日に染丸師匠の門をたたく。思いのたけを訴え、内弟子になることを許された。
内弟子といっても、昨今は住み込みではなく「通い」。師匠に膝づめで厳しく稽古をつけてもらい、帰宅した後、必死で思い出してさらに稽古をする。2年半の内弟子期間が明けるころには、この世界の約束事も身につき、前座の声がかかるようになった。
いまや中堅として、落語協会の委員を4つも掛け持ちする身だ。高座に加え、講演や海外公演の依頼も相次ぐ。1999年からは、女性落語家の桂あやめさんとのユニット「姉様キングス」として、白塗りの芸者姿で音曲漫才を繰り広げる。異色のジェンダーフリーぶりが注目を集め、各地の男女共同参画推進のイベントに呼ばれることが増えているそうだ。
かなりの忙しさも、意に介する風はない。「実は落語の師匠は、弟子を取っても何の見返りもありません。弟子にできる最大の恩返しは、人から認められる噺家になること。身を以てのお礼として、どんな仕事も一所懸命に務めねばと思っているんです」


 

【3】イベント情報
◆総合学術博物館、春の特別展開催中

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豊中キャンパスの大阪大学総合学術博物館では、第9回特別展「嗚呼黎明は近づけり…友よ我らぞ光よと-よみがえる旧制高校 大高・浪高の記憶と記録-」を開催中です。
新制大阪大学の一般教養部の母体となった、大阪高等学校と浪速高等学校。かつて大阪に存在したふたつの旧制高校での教育や学生生活の様子、卒業生の活躍などを、さまざまな記録資料で紹介しています。7月9日まで。日曜休館。
http://osku.jp/y020

◆「大阪大学の集い(岡山)」緒方洪庵ゆかりの講演も
8月20日に岡山市で初開催する「大阪大学の集い」。吉川秀樹理事・副学長(産学連携、病院運営担当)による記念講演は、備中足守(現岡山市足守)出身の緒方洪庵にちなんだお話です。ご期待ください。
8月5日まで、Web申し込みページ公開中です。
http://osku.jp/l000

一般参加も可能なイベント、セミナーなどの情報は、大阪大学公式サイトから
イベント情報  http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/event
セミナー/シンポジウム情報  http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar

 

【4】各地のイベント
◆七大学若手会講演会、7月に東京・学士会館で 参加受け付け中
7月23日に開かれる「七大学若手会」講演会の参加申し込みを好評受け付け中です。
今回の会場は、東京・神田の学士会館。丹羽宇一郎氏による興味深い講演に耳を傾けた後は、懇親会で大学の垣根を越えた交流を。若手会サイトから、お早めにお申し込みください。
http://wakatekai.jp/

 

【5】大阪大学未来基金に新たに4つのプロジェクト
「大阪大学未来基金」には、学生らの課外活動を支援するプロジェクトも多数あり、今月新たに、大阪大学応援団、体育会フィールドホッケー部、ギタークラブ、交響楽団の4件のプロジェクトが始まりました。ご協力をお待ちしています。
http://osku.jp/f012


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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